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活動報告

  • 株式会社フッコー工場視察 研修会報告

    ■研修会日時
    :2014年6月6日(金)PM1:00~
    ■場所
    :株式会社フッコー
    ■参加者
    :JEG会員(商品開発部会メンバー)

    株式会社フッコー工場視察 研修会報告

JEG 商品開発部会メンバーを中心にこれからの環境配慮型舗装材の製品として、今後のエクステリア業界での新しいスタンダード舗装に成りえる期待を持ち一行は山梨県にある株式会社フッコーさんを訪れた。

現在エクステリアの業界での舗装では、一般的には土間コンクリートが主流で、大凡100 ㎡を超えるとコストや施工性を考えアスファルトにする事が多い。しかしながら環境配慮や現実の敷地形態での使用では、さまざまな弊害もあり新たな素材等の供給が望まれている。
そんな中、訪れた株式会社フッコーさんでは、新たな素材として透水性高強度ポーラスコンクリート『ドライテック』のご提案をいただいた。
このポーラスとは多孔質を意味し、構造材内部に連続性な空隙を持ち透水性・通気性・保水性・吸音性・衝撃吸収性に優れたコンクリートである。昨今のゲリラ豪雨や都市型水害対策・自然環境の保全やヒートアイアンド現象の抑制からしても多様なニーズに適応していく商品ではないかと思う。

最初に訪れた実際の現場(セキスイハイム分譲地)では、施工後既に2年経過した分譲地共用部分での状況を確認し、剥がれや給水性、色落ち・不陸などを実際の目で確認した。現場は特に問題は無く、一見、砕石敷きに見えるも実際はアスファルト舗装に近い歩行感を感じさせた。これなら使えると一行は確信した。
その後、本社研究室外部での実際の施工を二日かけ行ってみたが、作業性の安易製や利便性はもちろん、プラントのインフラも一部整理されており、大変コストパフォーマ ンスにも優れた商品という事が分かる。また施工後での着色も可能で、数種類からのカラースキームにより街並みに合わせ、見出す事も可能ではあるが個人的にはややビビットな色の配色には些か抵抗感も抱く形となった。今後の利用方法としては、やや商品としての骨材粗さはあるものの 、アパートや 商業的な広範囲空間での利用は今までの土間コンクリートや透水性アスファルトに代わる商品と成りえる商品価値を見出す事が来たのではないか 。 今回の視察を各社持ち帰り、今後 各々が現場での利用価値をもう少し現実に置き換え模索するに違いない。




文)粟井琢美

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